親が元気なうちに話しておきたいこと7つ|介護が始まる前に家族で確認したいこと

親のこれから準備

「親はまだ元気だから、介護のことを考えるのは早い」

そう思っていても、年齢を重ねた親を見ていると、ふと気になることがあります。

もし急に入院したら、どこへ連絡すればいいのか。
介護が必要になったら、本人は自宅で暮らしたいのか。
通帳や保険など、大切なものはどこにあるのか。

こうしたことは、何か起きてから初めて確認しようとすると、家族に大きな負担がかかります。

だからといって、親が元気なうちから将来のことをすべて決める必要もありません。

まずは「知っておく」ことから。

親が元気なうちに、家族で少しずつ確認しておきたい7つのことを整理します。

1.これからどこで暮らしたいか

最初に聞いておきたいのが、親自身の希望です。

「できるだけ今の家で暮らしたい」
「子どもには迷惑をかけたくない」
「必要になったら施設でも構わない」

考え方は人によって違います。

重要なのは、今すぐ結論を出すことではありません。

「これから先、どう暮らしたい?」

そんな会話を一度しておくだけでも、将来家族が判断するときの大きな手がかりになります。

2.介護が必要になったときの希望

元気な親に介護の話をするのは、少し切り出しにくいものです。

それでも、

「もし一人で生活するのが難しくなったらどうしたい?」

くらいの話はしておいてもよいでしょう。

自宅で支援を受けたいのか。
家族にどこまで頼りたいのか。
施設という選択肢をどう考えているのか。

細かい介護方法を決める必要はありません。

本人が何を大切にしているのかを知っておくことが第一歩です。

3.通院先や緊急時の連絡先

意外と知らないのが、親の通院先です。

かかりつけ医はどこか。
緊急時に誰へ連絡するのか。
離れて暮らす兄弟姉妹には誰が連絡するのか。

突然の入院などが起きてから調べ始めると、家族も慌てます。

病気の詳しい内容まで聞き出す必要はありません。

必要なときに連絡できる程度の情報を家族で共有しておくと安心です。

4.お金や保険について「確認できる状態」か

親の預金額をすべて把握する必要はありません。

大切なのは、必要になったときに確認できるかどうかです。

たとえば、

  • 主に利用している金融機関
  • 加入している保険の有無
  • 年金など主な収入
  • 定期的に支払っている費用

などです。

「いくら持っているの?」と聞くと抵抗を感じる親もいます。

まずは「何かあったとき、どこを確認すれば分かる?」という聞き方でも十分です。

5.重要な書類がどこにあるか

通帳、保険証券、不動産関係の書類など。

普段は使わなくても、必要になったときに探すことになる書類があります。

これも中身を子どもが管理する必要はありません。

「大事な書類はこの引き出しにある」

それだけ家族が知っているだけでも違います。

本人の財産を管理することと、必要なときに確認できるようにしておくことは別です。

6.実家を将来どうするか

親が自宅で暮らしている場合、いずれ実家をどうするかという問題も出てきます。

住み続けるのか。
子どもの誰かが引き継ぐ可能性があるのか。
誰も住む予定がないのか。

これも、今すぐ売却などを決める話ではありません。

まず家族の認識を確認しておくことが大切です。

親と子どもで考えていることが全く違うケースもあります。

7.兄弟姉妹など家族の役割

親に何かあったとき、一人の子どもだけが対応するとは限りません。

通院の付き添い。
行政手続き。
実家の管理。
親との連絡。

兄弟姉妹がいるなら、

「何かあったときはどうする?」

と一度話しておくだけでも違います。

きっちり役割分担を決める必要はありません。

家族の中で誰が動けそうなのかを共有しておくことが重要です。

全部準備する必要はありません

ここまで7つ挙げましたが、すべて準備できていなくても問題ありません。

親が元気なら、まだ必要のないこともあります。

むしろ大切なのは、

「今のわが家は、何ができていて、何がまだなのか」

を整理することです。

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