「親の介護について、そろそろ考えた方がいいのかな」
そう思っても、実際には何から始めればいいのか分からない人も多いのではないでしょうか。
介護施設を探す。
介護保険について調べる。
お金を準備する。
こうしたことをすぐに始める必要があるとは限りません。
親が元気なうちだからこそ、まずやっておきたいのは、家族で少しずつ情報を共有しておくことです。
まず確認したいのは「親がどうしたいか」
介護が必要になったとき、家族が困りやすいのが、
「本人はどうしたいんだろう」
ということです。
自宅で暮らし続けたいのか。
家族にどこまで頼りたいのか。
施設という選択肢をどう考えているのか。
すべてを今決める必要はありません。
何気ない会話の中で、親の考えを少しずつ聞いておくだけでも、将来の判断材料になります。
通院先や緊急時の連絡先を知っていますか
意外と見落としやすいのが、日常生活に関する情報です。
たとえば、
- かかりつけ医や普段利用している医療機関
- 緊急時に連絡する家族・親族
- 大切な書類を保管している場所
こうした情報は、何も起きていないときには必要性を感じにくいものです。
しかし、急な入院などがあったとき、家族が一から確認するのは大きな負担になります。
お金や重要書類は「金額」より「場所」
親の預貯金がいくらあるのかまで、無理に聞く必要はありません。
まず確認しておきたいのは、
必要になったときに、家族が確認できる状態になっているか
ということです。
通帳、保険証券、不動産関係の書類など、大切なものをどこに保管しているのか。
「何かあったら、この引き出しを見て」
それだけでも違います。
実家を将来どうするか
親が元気な間は、実家について考える機会もあまりありません。
しかし将来、
自宅で暮らし続けるのか。
子どもと暮らす可能性があるのか。
住む人がいなくなった家をどうするのか。
家族で判断する場面が来るかもしれません。
今すぐ売却や処分を考える必要はありません。
まずは、親が家についてどう考えているのかを知っておくことからで十分です。
兄弟姉妹がいるなら、役割も少し話しておく
介護が始まってから初めて役割分担を決めようとすると、家族間で負担が偏ることがあります。
誰が近くに住んでいるのか。
緊急時には誰が動けるのか。
連絡は誰がまとめるのか。
細かく決める必要はありません。
「もし何かあったら、どうする?」
そんな話を一度しておくだけでも、準備になります。
介護サービスや施設探しは、まだ始めなくてもいい
親が元気な段階で、具体的な介護施設を決めたり、介護サービスを申し込んだりする必要はありません。
状況が変われば、必要になる支援も変わります。
大切なのは、
今やることと、まだやらなくていいことを分けること。
そのためには、まず現在の準備状況を整理してみるのが一つの方法です。
3分で「今どこまで準備できているか」を確認できます
「親のこれからナビ」では、家族としての準備状況を12の質問で整理できるチェックを用意しています。
医療的な診断や、認知症などを判定するものではありません。
住まい、介護、お金・書類、実家、家族、本人の希望などについて、今どこまで話せているかを整理するためのものです。
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